誰も知らない 前半の引き込まれ感は凄いが尺がながく後半はダレる

「そして父になる」の是枝監督作品とのことで見てみた。
タイトルの通り、前半はグイグイ引き込まれる展開。
母が一ヶ月くらい帰らず、各父親にお金を貰いに行く。で、ギリギリの所で母が帰ってくるあたりが前半と思っている。
後半はそこからラストまでだが、
クリスマス、正月のイベントから先が蛇足な印象。とにかく長い…
淡々と時間が流れて行く感じに描かれてるが、毎日がサバイバルのはずだから、もっと戦々恐々とした時間が流れるはずなんだが、そうしたヒリヒリ感は少ない…
悪友ができるエピソードとか、春になって全員で外出するシーンとか、ばっさりカットしても特段問題にならない気がする。
なんやったら、公園で水くみするシーンすらカットできるのでは?
水道止められても、皮膚病になって炎症して…とか脱水症になって…といった生存を脅かすイベントは一切起きないから。
4人とも野生児バリにたくましい生命力を獲得し、全然へこたれてなかった。
それにそこまで荒廃してきたらアパートの大家や住人が気づくでしょ。
大家に至っては気づきながらどこにも通報しなかった感じやし(家賃延滞してるし、部屋は荒廃してるし、見なかった感じになる訳ないやろ、さすがに…)
あとコンビニ店員も、いくら福祉施設に入ったらみんなバラバラになる!と子供らが訴えたからって、あきらかヤバイの見たら分かるから通報するやろー。
尺が長いから通報される可能性アップして、物語の信憑性が損なわれる。
ここは、傍目には荒廃が分からんレベルで蝕まれていく感じやとリアルで怖いねんけどなぁ…
前半の魅力に反し、後半のアラの目立つ展開が、物語全体を退屈なものにしたと思う。
しかし、この物語のベースは実際の事件から起こされてるのは、ゾッとする話やけどね…
巣鴨子供置き去り事件

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