それいけ!タボリーマン

男はつらいよ 満男と泉の4部作を観た じれったくも切ないストーリー

「ぼくの伯父さん」「寅次郎の休日」「寅次郎の告白」「寅次郎の青春」(第42作~第45作)は、満男と泉の恋愛にスポットがあたった4部作にあたるらしいので、プライムビデオで一気に観てみた。

余談ではあるが、プライムビデオは「男はつらいよ」シリーズのほとんど(全て?)を無償でみれるので寅さんファンとしてはほんとうに助かります。

で、肝心の中身だが、はじめは新鮮味があって楽しめるんだが、だんだんと似た展開が退屈になるのと、二人の距離がなかなか縮まらなくて、じれったく感じてくる。
(展開に退屈さを覚えるのは、公開ペースである4年かけて観るのと、5日で観るのとでは、感じ方が異なるとは思う…)

あと個人的な趣味だが、泉(ゴクミ)にさほど萌えれないのも、私的なクリーンヒット映画にならない大きな要因と思われる。

満男(吉岡秀隆)のデレデレのナヨナヨな感じもあまり好きになれない、というのもある。

ただ、寅さんシリーズにこうした異色の作品があって、普通に楽しめる出来であるので、寅さん好きで未見の方にはオススメしておきます。

4部作を見て思ったこと(雑感、ネタバレあり)
諏訪満男ってパーマンやん!って思った。調べてみるとパーマンの名付けの方が歴史的に先らしい。満男がパーマンを意識して名付けられたかは不明。もはやどっちでも良い。

泉の母親の礼子(夏木マリ)は、キレイだわ。
おばさんになってからの夏木マリの印象が強かったので、意外やった。

一方、あんなに美しかったさくら(倍賞千恵子)も寄る年波には勝てないという悲しい現実もみた感あり。

満男の幸せについての語りとか、伯父さんは淋しくないのとか、ちょいちょい切ないセリフがあって、ホロリとしたり。

バイクで名古屋へいき、そこからさらに佐賀へいき、とか、新幹線にいきなり飛び乗って九州まで行ったり、雨の中鳥取にあてもなく出かけたり、若さ溢れる行き当たりばったりの展開は楽しかった。

ラストはそんなぁ~って感じ。
あまりにも悲しいラストでした。
好きって言ってやれよな!だらしねーな満男!!

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