それいけ!タボリーマン

ファミマのコーヒー サイズ押し間違いの張り紙 これは失策かもね…

コンビニのコーヒーは安くて美味しいので、時々利用している。で、先日いつものコンビニでいつもの様にコーヒーを煎れようとしたら、見慣れない張り紙があった…

まず哀愁

コンビニのコーヒーシステムはどこもオープンで、こんな性善説に則ったシステムを運用できるとは、日本の民度の高さも捨てたもんじゃない!と、少し誇らしく思ったりしていた。

なのに、この張り紙ときたら、「ごまかす輩がおる!ごまかしたら差額とるから覚悟しいや!」と喧嘩腰。

双方の信頼から成立していた、あの美しいコーヒーメーカーはコンビニから消えてしまった様だ…

当然、悪いのはごまかす客だよね

いくらオープンでも、当たり前のようにワンサイズ大きいボタンを押すのは、良くない。これは当たり前。

単に小銭をちょろまかしたコソ泥がいたなら、当事者同士でどうぞご自由に解決を…で済ませてほしいもんだ。

せっかく気持ちの良いシステムが、こんなつまらない張り紙で味噌をつけられるのは、なかなか歯がゆい。

ふとよぎるのは、店側の対応は適切なのか?って事

大前提として、故意に増量する客の不正は絶対悪い。ここに屁理屈をこねて肯定するつもりは毛頭無い!ここは強く主張しておく。

ただなにか違和感をおぼえるのは、店側のこの張り紙の対応はベストなのか?ということ。

客側の善意を前提としたオープンなシステムなので、設計時に一定のこうした不正は想定していたはずである。それでも利益が上がるようにデザインしていないはずはない。しかも、店側としては、従業員の手をほとんどとられず、コンスタントに売り上げる優等生として可愛がっていたはずである。

が、その想定を越えて不正をする客が増えたというのだろうか…?「バカ正直に購入サイズを押す奴があるか!」といった世論を、少なくとも私は感じたことがない…

とはいえ、店側が張り紙をした事実から、不正する客がシステムデザインの想定を越えてきた、と言えるだろう。

そうだとしても、もっとよい対策はなかったのか?

この張り紙は、大多数の正直な客に対し、”あなたを疑ってますよ。警告しないとあなたは不正を犯すでしょ”、という暗黙のメッセージを発し続けていて(と、少なくとも私は感じるので)、とても不愉快である。

この安直な張り紙は、これから香り高いコーヒーを楽しもうとする気分に水を差すものであり、このシステムの崩壊のプロローグとも受け取れる。

店側としては、ヘタに指摘し逆ギレとかされると面倒だから、こうした抑止力に頼ったのかもしれない。が、そうした苦労があるにせよ、不正をした人だけに警告を発する策にせねばならなかったと思う。

そうしなかった代償として、置いてるだけでコンスタントに売り上げてくれる優等生を失うかもしれない…。

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