PS4 デトロイト 不気味の谷越えの未来を見た話

2020年2月20日

年末年始のセールでPS4の「Detroit Become human」を¥1,287 (税込)で購入し、とりあえずエンディングまでやってみた。

不気味の谷 もうすぐ越える?

不気味の谷についてはコトバンクで調べて頂くとして、このゲームに出てくるキャラ達の表情の豊さが群を抜いている。

同時期に発売されたスパイダーマンも頑張ってるけど、人物はアップになるとやはりポリゴンやな…って思うレベル。同じプラットフォームで比較しても、デトロイトが頭一つ抜けてる様に思う。

とはいえ、実写と見間違える的な越境はまだ果たしてないが、あと少しで越えるんちゃう?という感覚になる作品だった。

特にゲームのエントランスに登場するクロエという女性キャラは、気味悪さとは無縁な域に達してる(驚

興味あるかたは、こちらのYouTube動画を参照されたし。

車のCGは実写の域に到達

家電量販店で、グランツーリスモ(PS4 Proと4Kテレビ)のデモを見たとき、実写かCGかがパッと判別できなかった。PS4でも無機物は既に実写並みになっていると思う。

人物についてはまだ実写レベルに到達してないが、PS5ではそれが現実になるかもしれない(嬉

ちなみに、PS4のフツー版×4K液晶(両方ともHDR対応)でグランツーリスモのデモを見ると、実写感はかなり下がるよ…。Pro恐るべし。

ゲームとしては平凡

ネタバレを気にせず書くので、未プレイの方はご注意を。

プレイヤーの行動を決まった選択肢から選ぶと、未来が少しずつ変化して…というマルチエンディングなシステムとなっている。

主人公は3人居て、その主人公達のストーリーを順繰りにプレイして、エンディングまで到達させる事が目的となる。

昔あったアドベンチャーゲームに分類される。サウンドノベルにあるようなザッピング要素はあまり無く※、淡々とストーリーを楽しむ形式になっている。

※正確にはザッピング要素はあるのかもしれないが、選択直後にその影響がどこに及ぶのかがパッと分からない。そのため、じっくり全ての分岐を試す遊び方をすると、ザッピングの醍醐味が味わえるのかもしれない。が、正直なところ時間が掛かりすぎるのでやってられない感じ…。

海外ドラマを見るのが好きな人にはオススメできる。

オープンワールドなゲームを求めてる人には、かなり窮屈に感じるだろうからオススメできない(笑

ストーリーもいまひとつのめり込めなかった。というのも、アンドロイド達が自我をもつ動機が弱すぎて感情移入できない…。さほど虐げられてないっというか、マーカスに至っては本を読んだり絵を描いたりと、そこらの人間より上等な扱いを受けてたし…(笑

カーラも炊事・洗濯くらいしかやってなかったのに、なんか突然目覚めてしもうたし…(謎

コナーだけは自然な覚醒だったように思う。そのためか、コナーのストーリーが一番楽しかった。

まとめ

バーチャファイターのポリポリ人間から四半世紀…。かなりの進歩を遂げた。

PS5世代で完全に不気味の谷を越えるのか?

CGだけでなく、実際のロボットもいずれ不気味の谷を越えるのか?

楽しみなような、怖いような。

谷を越えると、ブレードランナーのような世界になるのかもしれない。人間か人造人間か?の見極めが難しくなり、ひいては実は自分も人造人間なのか!?というジレンマを持つかもしれない…(汗

付録

全世界の選択と私

インターネットに接続していると、全世界の選択なる指標を表示できる。チャート画面で△ボタンを押すと表示される。プレステオンラインに未加入でも表示可能。

マーカスは平和活動を中心に、事なかれ主義の選択をし続け、全世界の選択41%のエンディングに到達。追い詰められて歌を歌い、束の間の自由をゲット(笑

カーラは、最後のボートでアリスが撃たれてカーラが一人ぼっちになるという悲惨さ。全世界の選択は14%

コナーは、相棒のハンクの救出とアンドロイド達の覚醒の両方を試みるも、ハンクの子供の名前は?に対し「アンソニー」と答え射殺される…。えっ一発アウト!?確かに息子さんの名前は覚えて無かったけどさ…。サターン派ならアンソニーじゃん?

コナーが死にアンドロイドの覚醒も出来ずのバッドエンディング。

全世界の選択はなんと1%…
とても悲しくなった(笑

子供とプレイしないでね

レーティングは17歳以上!めちゃくちゃグロかったり、エロかったりしないが、アンドロイドの死に際が妙にリアルだったり、頭や手足など損傷したアンドロイドがリアルに表現されていたり、セクサロイドのストーリーがあったりするので、子供には刺激が強すぎる点に注意。大人はさすがに大丈夫と思うが、バイオハザードとかホラー映画が超がつくほど苦手なら、ほんのちょっと怖いシーンもあります(笑