ドラマ 下町ロケットみた 半沢の様なヒットは無いかな

2017年10月15日

遂にはじまりましたね、下町ロケット。
原作は未読ですが、あの半沢直樹の池井戸ドラマということで、それなりの期待をもって1話の2時間スペシャル見ました。
これ、始めの5分くらいで あかんやつちゃう? と思いました。
なぜなら、主人公に感情移入できないから。
ルーズベルトゲームと同じカオリがします…
冒頭でロケットプロジェクトの主任らしき立場に立ち、打ち上げに失敗。
その責を問われ会社を退職、家業を継いで経営者になる。
はい?
国民の数%しかいないような立場の人の物語を、多くの視聴者が熱い視線をもって見守るとでも思ったのだろうか…。
半沢直樹の場合はサラリーマンで、役職も平ではないが係長くらいの感じだったから、多くの国民の視点に合っていて、その自分の分身が巨悪に立ち向かう、しかも強い、負けそうにもなるが最後は勝つ、といったストーリーに釘付けになれた。
輪をかけて良くないのが、継いだ会社がデカイのよ。5人くらいの零細企業が、ものづくりで大企業に挑戦状を叩きつける!とかなら、グッとくるんだけどなぁ。
ナガシマに買収されるのでも良いんちゃう?
と脳裏をかすめた時点でドラマとしては負け。
視聴者がこの会社は絶対守りたい!と思わないと。
そんな気持ちになれないまま、元銀行員の彼が、この会社は良い会社です。だから守りたいんです。的な演説をされても、
え?自分そんな風に考えてたんや、僕とは意見が違うね…
という感じで、シラケてしまう。
ルーズベルトゲームの時も同じやったけど、
会社を潰したくない、野球部も残したい、のいずれの物語にも、絶対守りたい理由が私にはなかったし、今回も佃製作所を絶対守りたいという理由は湧いてこない。
池井戸ドラマももうこれで終わりにしましょう。
はいゲームセット!