どこかのサイトで面白いとのレビューがあったので、観てみた。プライムビデオで無償公開されている。
どんな映画か?と言われたら、フックブックローの歌をそのまま映画にした感じと答える。
「フックブックロー~しあわせはいつも~うしろから~フックブックロー~おいついてくるよ~」
わかりづらい表現で申し訳ないが、この歌に感銘を受ける方には超オススメ。
感想としては、序盤の退屈さを乗り越えて、後半はとても盛り上がる。インド映画に馴染みがないので、新鮮味もあって、かなり楽しめた。
上映時間は171分とかなり長い。ランチョーの実家を訪れる部分で終わりかと思ってたら(そこがたぶん90~120分あたりで中盤)、そこからが長い!が、そこからがこの映画の本領発揮!と思った。
鑑賞後には、どんな苦境も「きっと、うまくいく」と希望に満ち溢れること請け合い。なので、いま空回りを感じてて、でも前向きな気持ちになりたい!って方に是非オススメです。
ランチョーの様な生き方をしたいけれど…
この映画を見たら誰だってランチョーの様な生き方ができたらな、自分だってきっとできる!あなたはやればできる子なのよ(今はまだやってないだけなのよ)。などと、心躍らせるに違いない。
「何かに優秀であれば、成功は後からついて来る」
このフレーズね。素晴らしいが、鵜呑みにしちゃイケない!
特に…
「成功したいから、優秀になろう」
じゃない所がミソですね。
いやいや、私は前者の様に生きてますって。という方、本当に本当にそうですか?
親や友達、ニュースやテレビ番組から聞こえてくる声、いろんなもので我々は価値観を他者から植え付けられています。そんな環境で過ごしてて本当に前者の様に生きてると言い切れますか?前者と思いこんでるけど、実はどっぷり後者のマインドになってるんじゃないですか???
いまあなたが大事と思っている事は、本当に自分の内側から湧き出たものでしょうか。外から与えられたら価値観によるものではないでしょうか。
主人公のランチョーは自分の内側から湧き出る情熱に突き動かされて人生を歩いていて、なかなか彼のように成れないから、周りの人も観客も魅了されるのだと思います。
偉そうに言うてる私も例に漏れず俗世にまみれて、自分では心の底からこうしたい!ああなりたい!って思ってることでも、なかなか社会の価値観の枠組みから逃れることはできないな、と思わされることが多く、そのたびにまた本当に大事な事はなんだろう?と自問自答する日々です。
40歳を超えるとイロイロなしがらみや責任があるから、自分勝手に好きな道を極めるなんて難しいよ、なんて言い訳も出てきちゃう訳です(悲…
いやいや、人生はいつからでも何歳からでもやり直しがきくものだよ!と信じてるよ。だから、私もいつかランチョーのようになってやる!そして、周りの身近な人にもランチョーの様に良い影響を与えられる人になれたらとても素敵だなって思います。
そのためにも「何かに優秀である」ことがスタートなのだから、近道を探したり、抜け道を探したり、横道なのにこれが本当の進むべき道と自分をだましたり、ラジバンダリしたり、している暇はない!と言うことなんだと思います。
おわり。
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