SONY MDR-EX90SL プチレビュー

2017年10月15日

MDR-EX90SL
iPodに付属していたヘッドホンがかなり傷んできたので、新しいヘッドホンを探していた。
ようやくピッタリくる商品に出会えたので、プチレビューしたい。
【MDR-EX90SLに辿り着くまでの経緯】
  まず、価格的に手ごろだったオーディオテクニカの「ATH-CK5」を試してみた。
  所謂カナル型のヘッドホンなのだが、低音は出ないし、
  歩いている時に、コードが擦れるとガサガサという音が耳に入ってきて不快だった。
  原因は、装着時のフィット感によるもの。
  私の耳とこのヘッドホンは相性がよくなかった様だ。
  この反省から、カナル型はあきらめ、耳かけ型の「ATH-Q66T」を購入。
  しかし、これはどうしても耳とヘッドホンに隙間ができてしまうので、低音が出ない。
  それでも聞けないレベルではなかったので辛抱して使っていたのだが、
  程なく断線して片方が鳴ったり鳴らなかったりの状態・・・。
  扱いは丁寧な方だと思うのだが、残念!
  そうして出会ったのが、ソニーの「MDR-EX90SL」である。
【試聴から購入まで】
  試聴用に「MDR-EX90SL」と「MDR-EX85SL」が置いてあったので、
  装着感と音を事前に確かめられた。
  装着間は特異な形状が意外なフィット感で申し分なく、
  肝心の音もきめ細かさを感じられ好印象。

  「85」は値段が「90」の半額程度で魅力的だったのだが、
  音が「90」に比べ篭って聞こえたため、「90」に決めた。
【音漏れについて】
  試聴時は気づかなかったが、家で使用すると音漏れが結構ある事が発覚!
  ネットで調べてみると、音漏れは結構有名な問題の様だ・・・。
  とはいえ、使わないと勿体無いので電車で音漏れテストをしてみた。
  結果、iTunesでエンコード(AAC 256kbps)した曲を第3世代iPodで再生した時、
  曲調や車内の騒音状態にも依るが
  ボリュームゲージ50%程度までは周りには聞こえない様だ。
  気になる人はボリュームを40%前後にしておくと安心だろう。
  なので、普段大きめの音(70%以上)で聞く人にはこのヘッドホンはオススメできない。
【遮音性について】
  あと、遮音性もネットで叩かれているが、私はさほど気にならない。
  歩きながら使うことも多いので、適度に外部の音が入って来るほうが都合良い。
【ハミングについて】
  カナル型の宿命か、自分の声が耳の中で反響しているようになるので、
  聞きながら歌ったり、ちょっとしたハミングなどしづらい。
  iPodの付属ヘッドホンでは、まったく問題はなかった。
  まぁ、ハミングが高じて変な人に見られないだけ良い事かもしれないが・・・。
【付属品について】
  付属品は、本革キャリングケース、S,M,Lのイヤーピース、延長コード(1m)。
  まず、延長コード。
  普段iPodを腰の辺りに引っ掛けて使っているので、長さが中途半端だ。

  延長コードがなければ短すぎるし、使えば長すぎる。
  もう少し短い延長コードを別途用意したほうが良いかも知れない。
  本革キャリングケースは、まずまずの代物。
  そこそこカッチリしているので、軽微な重圧なら耐えられそう。

  以前購入したヘッドホンは断線させてしまったので、
  今回は使用の度にこのケースへしまうようにしている。
  イヤーピースは、微調整程度と考えた方が良い様に思う。
  視聴で装着感がしっくりこない場合は、
  イヤーピースの変更程度では改善されないかもしれない。
【結論】
  値段もそこそこするが、値段なりの音質を提供していると感じる。
  私の様なオーディオライトユーザーにとっては、所有の満足感も得られる。
  とはいえ、まずは試聴が肝心(ヨドバシなどの大型量販店なら置いてあるはず)。
  それで耳との相性(フィット感やサウンドなど)が良いかどうかを判断して頂きたい。
  値段は、量販店で\9,980(10%還元)程度なのでネット通販がお得でしょう。
  ネット通販なら、\7,000前後でゲットできる。

  楽天でMDR-EX90SLの最安値検索
【その他レビューなど】
  7gの“モニター音質”イヤフォン ソニー 「MDR-EX90SL」
  開発者に聞くN・U・D・Eシリーズ最高峰「MDR-EX90SL」
  “四代目耳型職人”設計!ソニー渾身のインナーイヤーヘッドホン「MDR-EX90SL」
  ステレオイヤーレシーバー「MDR-EX90SL」レビュー~広がりのある音場再生に感動