京都太秦物語 不思議な引力あり 観ても損はない

2017年11月18日

山田洋次監督作品である京都太秦物語を観た。
プライムビデオで無償公開されている。

時折ドキュメンタリーみたいなインタビューが差し込まれる演出は正直ハテナしかないし、ストーリーもよくある三角関係のそれだし、康太の演技がイケてないし、イロイロとB級映画な雰囲気が漂うのだが、不思議と観るのをやめられない魅力がある。

魅力の源泉はヒロインの想いが読めず、この先どうなるんやろ~という興味が尽きないところにあると思う。

クライマックスの京都駅のシーンはまた観たいと思うくらい良かった。

惜しいのは、康太がもう少し魅力的ならグッと締まる映画になったと思う点。
また、彼がヒロインをあまり大切にしているように見えないのも痛い。

彼が良かったのは、警備中のダンス。
なんでいま踊り出した?というのは置いておくと、理屈抜きで格好良い。
が、お笑い芸人にはそこまでのダンス力要るか?とツッコミたくはなる…

インテリ教授は抜群に良い!
新幹線の切符を渡してタクシーに乗せるシーンは、紳士的な男らしさが溢れてるし、純粋にヒロインを求める姿は格好良いと思った。

尺も短く気軽に観れるのも○な映画である。