インセプション 面白かったけど…なぜか「けど」が付いてしまう
色んなサイトでオススメされている「インセプション」(字幕版)を観てみた。プライムビデオで無償公開されている。
面白かったけど…
「けど」なんやねん!を考えてみる。
- 夢を設計してみんなで共有!すげースキルなんだけど、非合法活動に使うのが嫌(なんかもっと良い方向にそのスキルを使えないもんかね…)。
- アリアドネは、美しいしその透明感が「アリアドネ」の名にふさわしい。けど、非合法活動と聞いて、一瞬の迷いもなくコブに協力するのは良く分からん…
- 夢の第4層まで降りていく展開はハラハラドキドキした。けど、夢の主は死んだら目覚めるんじゃないの?なぜ、社長の御曹司だけ虚無に落ちていくのか?(御曹司が夢の主じゃないのか?)
- ラストは夢オチか現実か分からんのは良い。けど、虚無から戻るプロセスはちゃんと示してほしい(そこを明確にしても、夢か現実かわからんぞ!という見せ方はできると思う)。
ラストはどう解釈する?
ラストは我らの頼みの綱であるトーテムが回転し続けるのか倒れるのかが分からず、夢の続きか現実なのかが判然としない。でも、私はコブは夢を現実として受け入れたんだと解釈する。
- 虚無からの脱出は、あの状況下で不可能に思えたから。
- コブが、トーテムの最後を見なかったから(夢と認めつつも、それを受け入れたくないから見なかったと解釈)。
- 飛行機が到着した瞬間、過去の罪がすべて消えて入国できたから(罪が消去される保証は無かったし、すぐ帳消しにするほどサイトーに余裕があったと思えない。しかもインセプションが成功した様に思うが、本当に成功したのかは時間が経たないと分からない。)。
現実かも?と感じた部分は、子供たちがこちらに顔を見せたこと。
これは現実を裏付けている!と思ったが、夢と解釈する理由の方が多いので、ラストは夢だった、と私の中では結論づけたい。
まとめ
個人的にはあまりオススメはしないが、「いま私と話しているこの瞬間が、夢ではないと証明できますか?」的な、古典的な"現実と思ってたら、まだ夢だった"というストーリーが好きなら、間違いなくオススメできる。
でも、これ観るなら「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」の方がずっと面白いので、そちらをオススメしておく。残念ながら、無償公開はされてないけど…。
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