是枝監督作品 奇跡 観たが、イマイチやった…

2017年11月18日

Amazonのプライムビデオで無料視聴可能だったので観てみた。
音楽も映像もハイクオリティやと思う。
ストーリーも途中まではなんとか大丈夫…
でも学校を早退して新幹線のすれ違いを見に行く当日の部分が、ハテナな展開で完全に冷めてしまった。
だって、あれは親に内緒でスイミングの月謝をくすねてまでした計画でしょ。しかも学校を早退してるんでしょ。
なのにおばあちゃんやお母さんにいってらっしゃいと見送られる訳ないやん!なんやねんそれ?
バレない為におじいちゃんを仲間にするまでは、仕方ないかなって思う節はあれど、それすらもなく抜け出して欲しかった。
ていうか、泊まり前提なら早退せずに早めに終わる日に行ったらいいやん!ランドセルのまま。
大人達が慌てて探して見つからず、帰ってきてワケを聞いたら、奇跡の願掛けに行ってたと言い、涙ボロボロ…で暗転!
これで良かったんちゃいますか?
大人の手のひらの上で遊んでて、帰ってきたらスタンドバイミーよろしくなんか街が小さく見えらぁ的な雰囲気出されてもさ、全然冒険してないし。
宿探しももっと過酷でしょ。公園で凍えながら朝を迎えるくらいの緊迫感と戦いながら、あの老夫婦に助けられる、くらいほしいのに、トントン拍子で奇跡が起こるという…
キレイにまとめすぎてリアリティがどんどん薄れるのね。
これ、同監督の「誰も知らない」でも同じように思った。
尺が長くなればなるほどリアリティの無さが浮き彫りになっていき、最後にはストーリーが破綻しちゃう感じ。
みんなの評価は高いけど、私の肌には合わなかったみたい。残念。
是枝監督の作品は雰囲気はとても好きなのになぁ〜