紙の月 良くできた映画だが最後がスッキリしない

2017年11月18日

宮沢りえ主演のこれ観た。
例によってプライムビデオなら無償で観れる映画。
最初からなんか重苦しい雰囲気が出てて、先をあんま見たくないなぁと思うくらい重い。
序盤は、如何なる理由で横領に手を染めるのかなぁと観てた。
あっさりと不倫したり、横領するほどちゃうやろーって事からはじめたり、主人公は何を考えてるのかよく分からんかった。
中盤はいつ銀行や旦那にバレるんやろか?が気になって見てたし、そこまでハメ外す必要あるか?それ金使ってるだけで楽しいことないやろーとか、イロイロ悶々としながら観てた。
後半はもうバレるやろ普通とか思いながらも、主人公の奇怪な行動の理由がハッキリしてきて、これまでのながーい伏線が丁寧に解明されてスッキリしたものの、ラストがイカンと思った。
自首するやろーとか思いながらも、最後までニセチラシを作る醜態。んで、窓から逃亡。東南アジアでかつて募金した彼にあって何やら思う…
はぁ?って感じ。
やりたい放題したんやから、最後はキッチリ行くべき所に行くべきでしょ。
使いっぷりの豪快さと反比例する往生際の悪さは、不快しか残らなかった。
映画のクオリティは高いし、宮沢りえも好演してたし、良い映画なんだろうけど、そんなわけで嫌いな映画に分類と相成ります。
うーん、惜しいなぁ…