WiiU スターフォックス ゼロは、任天堂が目指すVRの形か?

2020年6月3日

お正月のゲオの半額セールで購入した、「スターフォックスゼロ・ガード ダブルパック」を時折プレイしている。ちなみに、1480円の半額で740円やった(安…

第一印象は、操作が複雑

当初、息子(小2)がプレイしてるのを横で見てただけやけど、どーも操作が難しいらしく、はじめのミッション(クモみたいなやつがビルに登りきるのを防ぐミッション)から先に進めない。

プレイすると見えてくるコツ

しゃーないな、と言うことで、プレイしてみたが、なるほどなかなか複雑な操作で、未だに慣れないが、テレビ画面とGamePad画面をうまく使い分けるのがコツ、ということがトレーニングやミッションをこなして分かった。

テレビ画面は、自機を中心とした広域ビューで、

GamePad画面は、自機のコクピットビューになっている。

つまり、敵機を広域ビューで見つけ、追い込んだら、コクピットビューでしっかり狙って打ち落とす、の繰り返しな感じ。

GamePadに秘められたギミック

このGamePadには、さらにコクピット感を増す演出がある。

それが仲間との交信。仲間との会話はすべてGamePadのスピーカーから聞こえてくる。

自機がぶつかると振動がある。

パッドを傾けると照準が連動する。

GamePadにより創られる立体的な空間

手元にコクピットビューと交信の音、さらに振動、ジャイロ操作、前に目を向けると広域ビューがある。このシンプルなトリックで私の脳には、しっかりと立体的な空間を感じることができる。自分が座ってるところが、まさにコクピットであるかのような錯覚がある。

あー、任天堂が目指すVRのカタチは、これだったんだろうな、とふと思った。

ちなみにホンモノのVRと比べると、臨場感はかなりショボい。が、あの仰々しいヘッドギアを着けずに、楽しめるメリットは大きい。

この擬似VRの行方は?

この優れた技術は、日の目を見ることなく、すでに過去の失敗作としてその役目を終えている。

というのも、WiiUは泣かず飛ばすでスイッチにバトンタッチ済み、スイッチにはデュアルスクリーンの機能がスポイルされていて、スターフォックスのようなギミックを施せない(たぶん)。

とはいえ、この技術の蓄積は、新しい技術を生み出す源泉になるだろう。それに触れる日を楽しみ待とう…。

ゲームとして面白いのか?

スターフォックス零は、ゲームとしてイマイチな感じなんだな。なんやろ、雰囲気は良いんだが、もっさりしてるというか、爽快感が薄いというか、もっと手足のように操れるスキルが身についたら楽しめるのかもしれないが…。