Zenfone 5(無印)には、ハイレゾ対応のZenEar Proなるイヤホンが添付されている。
これ↓
ハイレゾ対応と謳うからには、良い音が出るのか気になるところ。
細長いボタンは、再生/停止ボタンの様。
どうやって評価する?
私の愛用しているaudiotechnicaのATH-IM02と聞き比べをしてみた。
愛用品はこちら↓
ATH-IM02は当時1.6万円ほどしたので、それとの比較は酷とは思ったが、購入はかれこれ5~6年前になるので、技術進歩で価格差を埋めてくれてるかもしれない…。
聞き比べる曲は?
AAC 44.1kHz 256kbpsで圧縮したもの(圧縮音源の中では高音質側)で、静かなパートからロックなパートまで幅広く聴けるWeezerのThe Greatest Man That Ever Lived.
ハイレゾ音源ではない。持っていないので…(汗
聞き比べ環境
静かな部屋。
プレイするのは、スマホ(ZenFone5)
イコライザー類はすべてオフ。(ZenFoneに搭載するヘッドホンプロファイルもオフ)
プレーヤーは、オンキヨーのHF Player(こちらのEQもオフ)
音量はどちらも同じ。
結果
やはり(と言うか、当たり前かもしれないが)、audiotechnicaのATH-IM02の方が聴き心地は良かった。
ただ、パッと聴いた感じではZenEar Proも良い音が出ているので、標準添付品としては良い部類に入るように思う。少なくともiPhone5時代に添付されてたシャカシャカ音のイヤホンよりは高音質。
じっくり聴き比べると、音場の広がりがATH-IM02の方が明らかに広かった。響くというか、透明感があるというか、音の余韻が残るというか、言葉では説明が難しいが、音の解像度がすべてのパートにおいて高く、聴いてると手でリズムを取りたくなる。
ZenEar Proも前述の通り良い線を行ってるが、手でリズムを取りたくなる程ではない。Zenfoneに搭載するヘッドホンプロファイルやイコライザを駆使すると、粋な音を出してくれる可能性はある。
まとめ
結論としては、ZenEar Proは標準添付品としては良い音を出してくれるものの、ZenFone5のコスパを押し上げる程の魅力(単品で5千円~1万円の価値)は無いように思った。
だけど、3千円くらいの値打ちはあるかもしれない。
普段あまりスマホで音楽を聴かないから、わざわざヘッドホンまで買うのがもったいない、ちょっと試してみたい、と言う方なら十分満足できるでしょう。イヤピースのスペアまで付いててて、良心的でもある。
普段スマホでガンガン音楽を聴いてるが、標準添付品を使ってる方、やはり専用品は値段なりの実力があります。1~2万で、毎日耳に入る音のクオリティが上がるならおトクと思いますよ(^_^)ノ
付録: ATH-IM02の後継機
ATH-IM02は収束品で、今は後継機とされるATH-LS200に移行済みらしい。
新品を狙うなら、ATH-LS200が入手しやすいでしょう。賛否あるようだが、こちらのページによると後継機の評判は良さそう。
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