Zenfone Max Pro M2とZenfone 5(無印)を比較してみる。コスパ良に見えるが高い様な…

2020年6月3日

Zenfone Max Pro M2が発売された。

発売を前にZenfone 5(無印)を購入したので、そのスペックや値段がとても気になる所。

というわけで、Zenfone 5と色々比較してみる。これからどちらを買うべきか悩んでいる方の参考になれば幸いである。

まずは全体像から

価格コムの比較機能を利用して、スペック比較してみる。

引用元: 価格コム

Pro M2が優れるところ

上表のPro M2にピンクが付いてる項目+αをざっと見ていこう。

バッテリー

Maxシリーズの最大のウリは、バッテリーが大容量である事。そのため、ここが一番の優位点でしょう。

Wi-Fi通信時間の比較

  • Pro M2: 約23時間
  • 5(無印): 約15.7時間

電池の持ちを重視する方は、5(無印)よりPro M2の方が満足度が高いと思われる。

画面サイズ

Pro M2の方が0.1インチ大きいが、両機種とも6インチ越えしてるので、これは微妙な差と思う。

ゴリラガラスについて

比較表には記載がないが、Gollira Glass(ゴリラガラス)のバージョンがPro M2の方が新しい。

  • Pro M2: バージョン6
  • 5(無印): バージョン3

かつてXperiaを落として画面を割り、タッチが一切効かなくなって廃棄した苦い経験があるので、割れにくいガラスは購入時のマスト項目になっている。

6と3の強度の違いは大きな差があるらしい。こちらのブログが詳しい。頻繁に落としてしまう…という方は、Pro M2を選ぶと安心感があるかもしれない。

ただし、バージョン3でもそれなりの強度があると思われる。Zenfone3 laserにもゴリラガラス3が採用されていて、3回くらいはバチっとやばい音がする落とし方をしたが、割れずに済んだ実績より(笑

もしスマホの保険をかけていて、その目的がガラス割れなら、ゴリラガラス搭載のスマホにして保険に入らない手もある。

Dual SIM+microSD

Pro M2はnano SIMを2枚使いつつ、microSDも使用できるが、5(無印)は、nanoSIMカード(SIM2)とmicroSDカードは排他利用となるため、同時に使用することはできない。

SIM2枚持ちでmicroSDも使う方は、Pro M2の方が使い勝手が良い。

CPU

Pro M2の方が少し良いCPUを搭載している。体感差が出るほどではなさそうだが…

  • Pro M2: Snapdragon 660
  • 5(無印): Snapdragon 636

Zenfone 5が優れるところ

次いで、上表の5(無印)にピンクが付いてる項目+αをざっと見ていこう。

スローモーション撮影

完全にノーマークだったけど、そんな機能があるらしい。

フルHD画質で120fps、HD画質で240fpsのスローモーション動画が撮影可能な『スローモーションモード』では、撮影後にスローモーション範囲を自由に選択できます。
引用元: https://www.google.com/amp/s/www.pc-koubou.jp/magazine/3395/amp

ハイレゾ

付属品のイヤホンがハイレゾ対応らしい(使ってないし)。

Pro M2: ZenEar

5(無印): ZenEar Pro

ちなみに私は、audio technicaのATH-IM02を愛用しております。

付属のイヤホンと聞き比べしてみようと思うが、それはまた別の機会にレビューします。

重量

Pro M2より10g軽い。体感差は微妙だが、軽いに越したことはない。バッテリー容量の差か…(汗

液晶の質

  • 5(無印): Super IPS
  • Pro M2: IPS

Superとの差は比較してないのでなんとも言えないが、以下の記事より画質が良いらしい(汗

従来のIPS液晶に比べ輝度や色純度が向上していて、同社では「Super IPS+液晶」と呼んでいる。
引用元: https://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20120206/1039626/?ST=trnmobile&P=4

RAMが6GB

Pro M2が4GBなので2GBも多い。ただ、普通の使い方なら4GBで十分に思われる。高スペックを求めるゲームなどで体感差があるかもしれない。

USB-TypeC対応

Pro M2はMicroUSBとなっている。TypeCの唯一のメリットは上下の区別なく挿せること(笑

転送速度がMicroUSBに比べて高速になっていたり、電源ケーブル代わりに使えて配線がスッキリしたり、などのメリットもあるが、スマホでは恩恵が受けづらいのが実情かと…。

デメリットは、MicroUSBに比べ普及率が低いので、ケーブル類の新調が必要な事だろう。

ただし、次世代のスタンダードになっていくと思われる。

802.11ac(5GHz)対応

Pro M2は非対応。

速度差は歴然なので、ac対応無線LANをお持ちなら5(無印)がオススメ。Wi-Fi環境でのサクサク度は体感差がある気がします(気ノセイカ…?

まとめ

Pro M2が13,000円くらい安い。それを思うとかなりコスパは高いと言えそう。

ただ、スペックには現れにくい部分でコストダウンをしていたりも考えられるので、一概に甲乙はつけがたい。

Zenfone3 laserはイヤホンジャックに少しふれるとザラザラっとノイズが耳に入ってくるが、Zenfone5はそれが一切ない。これが廉価版との違いなのか?単にハズレだっただけかもしらんが…(笑

また、コスパ良と言うには、4万弱という値段が安いとは言えない気がしている。これが3万前後なら、かなり魅力的。

4万出すなら、あと1万プラスしてミドルハイなZenfone5(無印)を買って、納得感を取る手もある。

というわけで、Pro M2はかなり魅力的なスペックを持つものの、お値段はそれなりであり、「そりゃ4万弱ならそれくらいのスペックでしょ!」とも言えそう。

しばらく待って3万前後になってきたら、急にエントリーモデルの最有力候補に躍り出るでしょう。

そこまで値段がこなれてくれば、エントリーモデルのコスパ最強スマホになりえるように思う。

ご参考まで(^_^)ノ