Z会小学生 続けられる?ツボを抑えて親子とも負担を減らす方法
通信教育に興味はあるが、続けられるか不安。
既に始めてるけど、子供にやる気がなくて続かない。あるいは、なぜこんな簡単な事が分からないの?と思い、ついつい怒ってしまう…親の負担が大き過ぎるなど、通信教育を継続するのはそれなりの難しさがある。
我が家も小2から始めて約2年。四苦八苦しながらも、教材はすべてやりきり、添削問題も欠かさず提出できている。そこにはイロイロな工夫があったが、あるコツがあることも見えてきたので、悩める親御さんへ向けて発信したいと思う。
前提
対象: 小学1~3年生
教材: Z会のスタンダード版。
目的: 学習習慣を身につけ、高学年から中学受験が狙える状態にする
続けるコツとは?
サポートのあり方は様々だけど、その中でも親子の二人三脚で続けていくコツは、以下2点だと感じている。
①月はじめにきちんと計画すること
教材が届いたら、まずひと月分の計画をやりきろう。低学年なら親が作ってあげても良いが、出来た計画に無理がないことを子供と一緒に確認すること。
Z会の教材には、がくしゅうカレンダーが付いてる。裏面には作り方も書いてるので、それを参考にできる。
↑鉛筆で書いたのが予定。×は他の予定があるから、お休みの日。
シールは実績。
なぜ計画が必要か?
その日にどこまでやればOKなのか、これを親子で認識するとしないでは、子供のやる気に雲泥の差が生まれる。ひたすら頑張れと言われるのと、ここまでやればOKだよと言われるのと、どちらが頑張れるか?を考えれば、計画の大切さが分かる。
予定を考えるときの注意点
他の習い事がある日や、遊びに行く予定がある日などは、思い切って休みにしてしまおう。学校の宿題もあるので、平日は少なめにするのもお忘れなく。
実績はマメに更新しよう
日々、進み遅れが親子で認識できるように、実績はマメに更新すること。遅れてきたら、子供と一緒にいつ挽回するのかを考えよう。月を跨いでも添削問題は採点してくれるので、無理な挽回計画にならないようにすること。
②怒らないこと
親が教える時の最大の難点は、我が子への期待があること。これが塾の先生との大きな違いでもある。
この期待が大きいほど、些細な間違いや、理解の遅さなどが原因で、つい子供を叱りつけてしまう…。子供からしたら、プラスアルファで頑張ってるのに、親がなんかしらんイライラしてたら、やってられねーとなるしかない…
なんでこんな簡単な事が理解できないの?
こう思う親御さんは多いと想像する。が、少し視点を変えよう。大人にとって簡単だと思っても、子供は初めて学ぶことばかり。しかも学ばなくても理解できることなら、わざわざ教材に取り上げられないはず。そこには、年齢相応の難しさがあり、少しずつ理解していくプロセスが必要と知ること。
そのため、一回説明して理解できなくても焦らないで!その日はいったんやめにしてしまおう。翌日、お互いに頭を冷やしてもう一回トライしてみると、なんで?ってくらいあっさり理解してくれたりする。二回目もダメなら三回目にトライすればよろし。Z会はプラスアルファなんだから、もともと無くてフツー。10教えて1つ理解できたらラッキーと考える。これくらいのゆとりがあれば、怒らず叱らずイライラせず教えられる。
なんでケアレスミスするの?
これ、イライラする王道パターンかも(汗
ちょっと見直したら正解にできるものを、間違えたりすると、ついついヒートアップしちゃいがち。でもこれも考え方を変えてみると、全然イライラしなくなる。
間違いは宝物だから、見つけたらラッキー。思いこみじゃなくホントにね!まぐれで丸になるほうがよっぽど損。間違いはその子の弱点が浮き彫りになっているんだから、補強ネタが見つかったということで喜ぼう。我が家ではふせんをはって、数日後にもう一回トライしている。それだけのことだから、怒る必要なし。
やる気を出さなくてイライラする!
これ、一つ目のコツをきちんと実行すれば回避できるはず。計画もなく、ただひたすら"やれー"では、大人でも嫌になるっしょ…(汗
他のイライラパターンは?
たぶんもっと色んなイライラパターンがあると思うが、要は子供は難しいことにプラスアルファで取り組んでいるのだから、それだけでスゴいと考える。うまく進まなくて当たり前と考える。やりたくないと思うのも当たり前、メンドクサイと思うことなのも当たり前、と考える(あなたも子供の時に勉強は好きでしたか?)そんな難儀な課題に黙々と取り組む我が子を、誇らしく思うこと。出来の善し悪しは関係なし。取り組んでいること自体に価値がある。そう考えれば、イライラするのがなんで?ってなる。
素朴な疑問に答える
Z会は難しくないの?
他と比較してないが、少なくともスタンダード版は難関校に挑戦する子にしか理解できない!みたいな難しさは無いと思う。まだ学校で習ってない部分でも、子供が一人で説明を読んで取り組める事も多い。
タブレット学習は?
私が古いタイプの人間なので、それを前提にしてもらうとして、やっぱ書いて覚えるってあると思うのね。だからタブレット学習は手軽だけど、定着力も弱いと思っている。楽しみながら学べる利点を思うかもしれないが、ちゃんと出来たら励ましスタンプ(教材に付いてる)を押してあげるだけでも、楽しんで取り組めるよ。
費用は?
12ヶ月一括払い、スタンダード、2020年2月現在
1年生 ¥3,927/月(税込)算・国・けいけん
2年生 ¥4,301/月(税込)算・国・けいけん
3年生 ¥5,068/月(税込)算・国・理・社
詳しくは↓
1・2年生はこちら
3~6年生はこちら
こどもちゃれんじじゃダメなの?
前向きに取り組むなら、どんな教材も役立つと思う。こどもちゃれんじは通う小学校の教科書に沿ってくれるらしいが、同じことを2回するのもなぁ~と思って、我が家ではZ会を選んだ。受験するときも地域差とか関係なくなるのだし、早めに全国統一然な教材にしといても良いかと思う。
効果は出てる?
うーん、まぁ…ね(汗
果報は寝て待て。という事で(穏
案ずるより産むが易し
イロイロと心配はあると思いますが、思い立ったが吉日!
うまくハマればラッキー♪
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教材の写真レビュー(2年生)
↓教材は3種で構成される。わくわくエブリスタディ(算数、国語、各10題)。ドリルZ(算数、国語、各15題)。けいけん(2題から1つ選択)。
↓ドリルZ 算数。速いと5分くらいで出来る軽量さ。ドリルをやってエブスタに取り組む流れ。
↓ドリルZ 国語。漢字の書き方、読み方中心。漢字ブックを使うと熟語もたくさん身につくよ。
↓エブスタ算数。右ページは"はってん"問題が出ることも。
↓エブスタ国語。文章題中心。実力着くよ
↓けいけん。これは親が難儀しますぞ。何事も経験させてあげる気持ちで(笑
↓そして月末に仕上げの添削問題とけいけんシート。担当の先生がコメント付きで添削してくれる。郵送料は別料金。 ¥120也
↓後日、添削したものと結果のまとめが郵送される。こちらの郵送料はZ会が負担してくれる。
↓我が家では、がくしゅうカレンダーと添削結果はファイリングしてる。これが息子の努力の結晶だから、時折見返して"頑張ってるよな"と励ましてあげよう。
まとめ
まぁ欲張らず、間違いが多くても学習習慣が付いたらOKと思って、でもやるからには計画的にきちんとやり切る癖はつけて、そうしたらきっとうまく行くと思う。
通信教育の場合、親もそこそこ時間をかけてあげる覚悟は必要と思う。我が家は、平日は嫁が取り組みだけ面倒みて、土日に私が添削やフォロー、復習の面倒を見ている。土日の午前中1.5時間くらいはかかる感じ。でも、塾講師より絶対手厚くフォローできてると自負している。
→2年生の時は親子とも初めてで大変だったけど、3年生になりここで書いたコツが定着して、親子とも余裕をもって取り組めている。土日に30分くらい添削・復習のフォローしたらすんなり進むようになった。そんな感じなので、4年生からはハイレベルにする事にしました。あと、3年生になって「けいけん」が無くなってホッとしたが、英語を入れたのでそっちはフォローがそこそこ必要です。それも学習の流れを掴めばフォローは減らしていけます。
この記事が、皆さんの検討や悩み解消の一助となることを願います(^_^)ノ
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