和田唱 2ndソロアルバム 「ALBUM.」 レビュー 日々元気を貰える楽曲がたくさんあった
それなりに聞き込んだので、レビューしてみる。
ココロ
メロディーは相変わらず美しい。
でも、歌詞にハテナが多く、そこが気になってしまった。
特に「悪い奴のココロが冷たいなら 地獄行き願う僕は何なんだ」のくだりは、なんど聴いてもハテナが残る。どなたか分かる方、ここのくだりがどんな心情を表現しているか、教えてください(願
と、お願いしていたら、なんと和田唱さん直々にツイートいただき、たまこさんのフォローもあって、ハテナは解決しました!
レビューありがとう♪歌詞の分かりにくかったとこ、良かったら答えますよ
和田 唱さんのツイートより引用
https://twitter.com/sho_wada/status/1321817603862487040?s=19
ココロの歌詞は「悪いやつは地獄に落ちればいいのに」、って思っちゃう自分は、じゃあなんなの?って意味かと思ってた… (以下略)
和田 唱さんとたまこさんのツイートより引用
https://twitter.com/sho_wada/status/1321867773253808128?s=19
普通に考えたらわかるだろ?のレベルだったので、お恥ずかしい限り(汗
とはいえ、嬉しすぎるサプライズがあって、スッキリ解決し結果オーライ♪
和田 唱さん、たまこさん、他にもリプくださった方々、どうもありがとうございました(^_^)ノ
シャンデリア
このノリは好き系。イントロからノリが良い♪
そして歌詞も素晴らしい。
アドラー心理学で言うところの自己受容(自己肯定とは異なる)の大切さを、小気味良いメロディーと歌詞でビンビン伝えてくれる。
今日をちょっと元気にしてくれる、そんなパワーを秘めた素敵な曲。
お気に入りは、Bメロに入るときの一小節の隙間。この間が秀逸。
世界が君に繰り出すBlue 染まりながら悲しい歌を歌う?
ドゥルルル チャンネルを変えてみる?
(トン トン トン トン) ←この間が素晴らしい
闇をみるのはね このくらいにして~
https://j-lyric.net/artist/a008d5d/l0505d9.html
今のまま幸せに~、なれるんだよ、なれるんだよ、なれるんだよ yeah
これが真実!
世界が変わったアフタヌーン
とってもあま~いバラード。濃密な2人は、やはり彼と彼女なんでしょうか。ご馳走さまです。
しっとりとしたメロディーは、とても美しい。
ただ、おっさんの立場だからか、和田唱さんの吐息交じりのヴォイスは、ちょっと気色悪かったりはする(笑
Game E
新しいリズムな一曲。
人生というGameは、今のまま幸せになるのが目的と説く。
個人的には、タイトルにGameとくるなら、8bit(ファミコン風)サウンドを交えてもらえたら嬉しかったかも。
さよならじゃなかった
メロディーがとにかく美しい。聞いてて心地がよい。
歌詞は個人的に普通に思ったが、失恋したてや、過去に大きな失恋を経験した方には、すごく響く様に思う。
ドルフィン
満月が照らす大海原。一匹のイルカが主人公の物語。
幻想的な雰囲気が印象的。
あなたがやりたいことを、やりたいようにやりなさい、あなたの個性そのままで。って事を感じさせてくれる癒しの唄。
薔薇のつぼみ
アルバムも中盤に差し掛かり、そろそろ中だるみしてくるかと思いきや、このアルバムはここからエンジンがかかってくる!
疾走感のあるリズムに、ユニークなメロディーやヴォイスが重なり、和田唱節炸裂な一曲に仕上がっている。必聴
歌詞は抽象的でわかりにくい所があるが、トライセラでもよくある、過去のしがらみや劣等感を抱える心情を、どうにか消化しようともがく人の姿をうたっている。
Once Upon A Time
なんかわからんけど、これを聞くと「スジャータ スジャータ 白い広がり スジャータ♪」のCMソングを思い出す(笑
タイトルも「昔々」だから、ちょっと古風な雰囲気にしてるのかもしれない。うまく表現できないが、良い意味でなんか昭和っぽい(懐
何度も聴くうちに、どんどん良さが染み出してくるスルメソング。必聴
アイ
はじめはなんてことないポップな歌程度の印象だったが、何度も聴くうちに歌詞がとても良いことに気づく。
冒頭の愛とは何か?を説く部分や、いま既に幸せな状態にあることを気づかせてくれる部分、愛を基準にすれば良いと教えてくれる部分など、気づきや癒しを与えてくれる内容になっている。
最後はやはりすべて「愛」に行き着くのかもしれない。
Heiki Heiki
サンバのリズムが印象的な一曲。
サンバのリズムはトライセラ含め初なのでは?また、母さん(平野レミさん)が歌詞に出てるくるのも初な気が。そんな珍しい一曲でもある。
不安なときこそ 合言葉は平気平気。これ、いつの時代も大切な考え方だと思う。
コロナ禍で不安が増幅されがちだが、こうしたポジティブな歌を聞いて乗り越えていきたい。
笑顔でいるのが僕の役割り
何も頑張らずただ愛想良くする笑顔と、懸命に努力して笑顔でいるのが自分の役割ときづくのと、ややもすると紙一重に思えてしまう。
20代や30代だと焦りや未熟さから気づけないが、40代になると自分を客観視するゆとりが生まれるような気がする。
そうすると、歌詞にもあるように
「言われんだ 最近 顔が穏やか
全ての事は少しずつ 良くなっているんだろう」
という穏やかな心境が、時折訪れるのかもしれない。
少し休んだら、また夢に挑むんだけどね…
という気持ちにさせてくれる、日々挑戦を続ける人への癒やしをくれる歌。
「犬と猫と君 玄関に
こんな安心を返せるなら それが役割り」
の部分は、日常のふとした瞬間に「あぁこれが幸せなんだな」と実感し、次の瞬間にはフワリと消える…、という情景を見事に切り出している。
こんな難しい情景を、楽曲の形で表現できることが凄いと思う。
アルバムを締めくくるのに、相応しい一曲。必聴
まとめ
前作「地球 東京 僕の部屋」(2018/10/24)からわずか1年半という短期スパンで発売された本アルバムだが、中身はとても充実していた。
とくに中盤から後半へかけてグイグイとエンジンがかかってくる。
中盤以降は、45歳になった和田唱さんの人としての成熟が、各楽曲に色濃く反映されたのではないか。と私は感じた。
大きな夢を見据えつつも、人生経験から「いまここ」の瞬間の幸せを感じ取ることを大切にする。
自分には特別な才能が備わっていないから、夢も幸せも手に入らない…。挑戦して挫折して…を繰り返すと、ややもするとそんな気持ちが湧き出てしまう。
でも、このアルバムでは
「いま ここで 自分のままありのままで 不完全さもそのままに 愛をベースに生き 不安なときは平気平気の合言葉 日々の幸せを感じて」
という、人生航路を快適にする秘訣を教えてくれているように思った。
和田唱さん、コロナ禍で世の中が大変な時に、日々元気を貰えるアルバムをありがとう(^_^)ノ
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TRICERATOPSを語る
私がTRICERATOPSのファンになったきっかけは「2020」だった。記事は2006年3月に書いたものだが、「LICKS AND LOCKS」(2004年)をリアルタイムで聴いたと書いてることから、ファン歴は少なく見積もって16年ということらしい…。
そして、2020年にご本人からツイートいただいた。そう思うと非常に感慨深い。
https://enjoy-taboriedman.com/2006/03/22/triceratopsを語る/
2020年になっても色あせない魅力
締めはやはりこの一曲。「2020」は本当に名曲です。
無料だし聴いてみたら?TRICERATOPS 2020
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