そこのみにて光輝く ダークなだけでリアリティが感じれない…
プライムビデオで無償公開されてるので、予備知識ゼロで観てみた。
なんや豪華なキャストでんな。今をときめく綾野剛や菅田将暉、主演女優はベテランの池脇千鶴。
こんな豪華なキャスト陣を率いてのR15+。トレンディドラマを作ったほうがよさげなんだが、なぜか社会の底辺とされる家族を描いた、性描写もバリバリのダークな映画になっている。いったい誰をターゲットにした映画なんだか…
で、見終わった感想としては、「なんか嘘くさい、薄っぺらい映画やな」となりました。残念…
とにかくリアリティが乏しいかった。いくつか列挙してみよう。
- パチンコ屋で偶然出会った菅田将暉に付いていく動機がない。なぜノコノコ付いていった?
- 達夫が引きこもる動機が、分かるようでわからん。故意じゃなく事故でしょ?事故だから良いってわけではないけど、あれだけふさぐんなら、亡くなった人との関係性をもっと丁寧に説明してほしい。
- 父向けの薬入りの料理を拓児がうまそうに食べたけど、完全に無駄シーンになる謎。
- 千夏が終盤に不倫相手の車に乗って殴られる。なぜ乗り込むんや?拓児のことは山が面倒みてくれることになったというのに。
- 父親の性欲を満たさないと脳が死ぬという説明くさいセリフがあったが、なぜ千夏は身を呈して性処理を手伝うのか。延命させるメリットが見えない。父親を見殺しにできない?自分は死人同然の生活をしてるのに!?さすがに哀れと思うなら、ヌメヌメの筒(どっかに売ってるやろ!)をあてがってやれば済むことなんでは?
- 山男はなぜ達夫にこだわる?事故を起こしたのに、手腕は買っているってこと?それだけ人材不足な職場なのか…。
- 不倫相手の「家族を大事にするから、おかしくなるんやろ~」が深いようで、しっくり感がゼロなのはナゼ…。
とまぁ、まだまだ挙げれそうだが、この辺でお開きとしましょ。
ちゅーわけで、まったくオススメできません。
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